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オゾンのにおいとは?オゾン臭に人体への影響はある?

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オゾンのにおいとは?オゾン臭に人体への影響はある?

オゾンのにおいは、よく「高原や森林の空気のにおい」「照り返しの強い海岸の空気のにおい」などと表現される、独特のにおいです。室内では、コピー機の近くで感じることもあります。

オゾン発生器の使用中にも、オゾンのにおいを感じることがあります。
オゾン発生器とは、空気中の微生物やにおいを除去するために使用される機器で、健康志向の高まりやにおい対策の需要に伴い、一般家庭やオフィス、介護施設などでの利用が注目されている装置のことです。

この記事では、オゾンのにおいについて、詳しく解説します。

オゾンとは

そもそも、オゾンとは、酸素分子(O2)が紫外線やプラズマによる放電などの作用を受けて3つの酸素原子からなる分子(O3)に変化したものです。
通常は酸素分子と同様に無色ですが、高濃度の場合には、青い色を帯びることがあります。

オゾンは、その除菌作用や脱臭作用から、特に、医療や食品、家庭用品など、幅広い分野でさまざまな用途に利用されています。

オゾン臭はどんなにおい?

オゾンのにおいは独特で、「高原や森林の空気のにおい」「照り返しの強い海岸の空気のにおい」などと表現されることが多いです。自然界では森林や滝のそばで感じられるにおいのため、一般的には「さわやかなにおい」とされますが、高濃度では、刺激的なにおいに感じることもあります。

オゾンの酸化・分解作用はスピーディーに行われ、オゾン臭は一般的には換気や時間の経過によって徐々に薄れていきます。

しかし、高濃度のオゾンを発生させるオゾン発生器を使用した場合や密閉された空間でオゾン発生器を使用した場合は、長時間にわたってオゾン臭が残存する可能性があります。
そのため、オゾン発生器を使用する際には、安全な使用方法や適切な換気を心がけることが大切です。

オゾン臭に人体への影響はあるのか

オゾン臭を感じるということは、オゾン濃度が一定以上の高さになっているということです。
一般的に、オゾンのにおいを感じるようになる濃度は、0.01~0.02ppmだといわれています。

なお、日本産業衛生学会が定めている労働環境基準としてのオゾン許容濃度は0.1ppmです。0.1ppmのオゾン濃度は、オゾン臭を感じるだけでなく、鼻や喉に刺激を感じるといわれています。

このため、鼻や喉への刺激を感じずオゾン臭を感じる程度であれば、人体への影響はさほどないと考えて良いでしょう。

ただし、そのまま濃度が上がっていけば、鼻や喉、呼吸器への刺激など人体に様々な影響をあたえる恐れもあるため、オゾンを利用する際には、安全性を確保するために適切な濃度管理が重要です。

オゾン発生器を使用する際の注意点

家庭用のオゾン発生器は、安全にお使いいただける仕様になっていますが、以下のポイントを押さえることで、より安全かつ効果的にオゾンを利用することができます。

適切な設置場所の選定

屋内で使用する場合は、念のため、換気がしやすい場所を選びましょう。
また、発生させたオゾンが直接、人やペットに触れることがないよう、適切な高さに設置することも大切です。

濃度の管理

オゾンの濃度を適切に管理することが重要です。
使用する空間の大きさや目的に合わせて、適切な濃度を設定しましょう。
付属のオゾンセンサーとオゾン濃度の自動調整機能により、安全かつ効果的なオゾン濃度をキープできるオゾン発生器もあります。オゾン濃度が気になる方は、このような機器を検討しても良いかもしれません。

メンテナンスの実施

オゾン発生器の定期的なメンテナンスも重要です。
定期的な清掃や部品の交換を行うことで、機器の性能を維持し、安全性を確保することができます。
メーカーの指示に従い、適切なメンテナンスを実施しましょう。

まとめ

オゾン臭は、ただにおいを感じる程度であれば、人体に悪影響を与える可能性は低いです。
しかし、濃度が上がれば、鼻や喉、呼吸器への刺激などさまざまな影響を与える恐れがあり、適切な対策が必要です。
オゾン発生器を利用する際には、安全性を確保するための適切な管理が欠かせません。健康を守るために、十分な注意と対策を行いましょう。

特に、適切な設置場所の選定、濃度の管理、定期的なメンテナンスなどが大切です。
これらのポイントを押さえて、快適な空間を実現しましょう。

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